設計屋冥利につきます [木が大好きだ~]
2007年、最後の日記です。本年も御指導、ご鞭撻いただきまして本当にありがとうございました。叱咤激励もありがたく、大変お世話になりました。本年は独立したこともあり、本当に多くの方々に支えられていることを実感した年となりました。2008年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
先日、3年前に竣工した遠方にある住宅のお施主さんより、「一泊どうですか?」 なんて、お電話をいただき、思わず立ち上がり。電話を切ってから、ヒャッホォ~の一声。なんとも有難いお声を掛けていただき、行ってまいりました。まさに、設計屋冥利につきます。これが、また、手塩にかけて育てた我が子に会いに行く思いでして、道中また鈍行のゆっくり旅を使い、ワクワクする思いを抑えながら出かけてまいりました。
この住宅はまさに駆け出しの勤め人の頃、お施主さんに叱咤激励を受けながら、事務所内ではもちろん激鞭を、現場の職人さんにも何度もご教授受け、日本地図から始まって、原寸まで図面を書きこんだ物件です。この仕事に関わった多くの方々から物づくりの様々なことを学ばせていただき、今のワタクシがあると言っても過言ではありません。http://members3.jcom.home.ne.jp/nonki3/sakura.html
「ここに来ると、時間も忘れて、よく眠れるんですよ。」 のお言葉にほっと一安心。建物もお施主さんから本当に愛してもらっている様子。ワタクシとしましても、それが何より幸せなことです。竣工から3年たち、木は落ち着いた色になってきたように思います。素材の力でしょうか。これからの経年変化が楽しみです。広間にエアコンを設置され、薪ストーブは暖房設備としてはサブになっていたり、ロフトへの垂直ハシゴが大人には危険箇所となり、ロフトがご子息のお城になっていたり。実際に住まわれてからの変化もあるようです。 ここはこうした方が良かった、この部分は最高に満足、などなど、そんなお言葉をいただくことも勉強になりました。
御配慮のおかげで嬉しい年末となりました。お招きいただきまして本当にありがとうございました。
冬の景色です。奥の洋風のお住まいではありません。土地柄、落葉樹が多いようで、夏の景色とは一転します。
冬は海がとても綺麗です。
トチノ木の机でお鍋を御馳走になりました。本当に美味しかったです。
↑使い勝手抜群~とおほめのお言葉をいただきました、台所です。特にミーレの食洗機は絶賛されていました。
海と雲と、木と、ぼぉ~っと見てしまいます。
雨が強いようで、デッキや海側の木部の保護塗料が剥げてきていました。
念願の朝風呂いただきました。高野槙の浴槽に温泉で、すの子は杉の赤身。
いやぁ。木の香りはやはり良いものですね。。。お施主さんの手料理も美味しく、感激の一泊でした。御配慮いただき、本当に、本当にありがとうございました。何やら良い年を迎えられそうです。
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