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外壁 左官工事 [セカンドライフを楽しむ家]

外壁の左官工事が始まりました。木の板が覆っていた建物は一変、黒いシートに覆われています。このシートはアスファルトフェルトと言いまして、防水紙です。 工期は1ヶ月ほどです。

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↑ 塗り物を操るのは左官屋さん。職人さんとお話をしまして、きちんと仕事の出来る方と確信。安心したところです。モルタルを2回に分けて(合計厚さ16mm) 塗り、その上に仕上げ材(厚さ5mm)を塗ります。

左官屋さん曰く、「いや~中見てさ~、やっぱり和風の家は良いよ~今時珍しいよね~ちゃんと和室も木で作ってあってさ~家は和風が良いよね~」

和風をテーマに設計したわけではないのですけど、、、むしろ脱和風、、、、あ、いや、いや、お褒めの言葉を素直に、ありがたく頂戴いたします。^^;

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↑ アスファルトフェルトの上には「ラス網」 と言われている網を貼ります。モルタルが壁から落ちないようにする役割があります。出隅部から割れが入らないように、見切りが入ります。正面の管は台所の換気扇につながります。周りには水を呼ばないようにシールが貼られています。

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↑ 実はブログをアップしたところ、実家の母から電話がありまして、「モルタルは割るぞ!って隣でお爺ちゃん(ワタクシの父です) が言うとるに。」 とのこと。(こんなことブログで書いたら怒られるかな?) その通説は本当なのですが、最近の左官工事では割れないようにする工夫があります。写真のようなファイバー系のネットをモルタルに塗り込めます。このネットを塗り込むようになってから激的に割れが少なくなったとのこと。

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↑ 今回は仕上げ材が5mmありますので、ネットはモルタルの中塗りの時点でペタっと表面に貼り塗り込めます。

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↑ 中塗り終了後はこんな感じです。仕上げ材が3mmほどの吹き付けるタイプの場合は、中塗りに塗り込めると表面に出てくるので下塗りに塗り込めるとのこと。モルタルが乾いてから仕上げ材の左官になります。

絶対割れないか? と言われれば、割れることもあると答えます。割れはファイバーメッシュが入っていれば中塗りの前で止まると予想され、巾0.3mm以内であれば建物への影響は無いと思われます。

左官壁は、割れや汚れへの対抗策を講じてあれば、表情も豊かでメンテナンスフリーの信頼できる素材だと思います。汚れへの対抗としては、汚れた雨水が壁を伝うことのないようにする為に軒を深くしたり、換気扇のフードや窓などの出っ張りを伝う水が壁を伝わないように水切りを設けるなどが考えられます。多少高価になるかと思いますが、仕上げ材に長期の使用に耐えられるものを選ぶことも大切です。

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↑ 屋内の方は床板を貼り始めています。吉野の桧でそれはそれは良い表情の床板です。大工さんも一言、「綺麗ですね~」 コンパクトカメラではイマイチその良さが写りませんで、竣工時に一眼レフで激写したいと思います。

兄が材木市場から仕入れてきた吉野桧の床板ですが、吉野の桧は他の産地のものに比べて油分が多いとか。木材保護塗料と呼ばれているものの染み込むタイプは、そのほとんどが亜麻仁油とか、桐油、菜種油などの油分です。床板の油分は水を弾きますので、汚れがつきにくくなります。吉野桧はそのものに含まれる油分が比較的多いということ。磨けば光る床と言えましょう。ええ。とても美しい床板です。

壁の青く見える部分はスタイロフォームの断熱材です。横方向に下地材が入っていますが、下の下地材は将来の手すり取り付けのため、上の下地は絵を飾るためのものです。

只今、追い込み作業中です。


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