SSブログ

引き渡し [子育てを楽しむ家]

 29日に民間検査機関の完了検査を受けまして、無事、検査済証をいただきました。思えば、初めての木造にして準耐火構造でして、一般の住宅の割には法規とずいぶん向き合った建物でした。何はともあれ目出度し目出度しです。余談ですが、この検査機関の担当の方は女性でして、建築前の確認審査も同じ方に担当していただきました。私も女子ですし、施工管理者も女子ですし、いやはや何とも。きちんと評価してくださる人がいらっしゃるからこそ仕事が出来るわけで、分け隔てなく仕事を与えてくださる皆様に心より感謝申し上げます。

 30日に引き渡しさせていただき、神主さんにお清め式を執り行っていただきました。何とも気持ちの良い、清々しい思いです。 

お清め式.JPG

 引き渡し後に、お施主さんにお昼をご馳走になりまして、色々とお話を伺うことが出来ました。まず、この暢氣日記の更新を楽しみにされて、毎日ポッチッとされていたとか。なかなか更新せず、本当に平謝りでございます。さかのぼってアップしてまいりますので、どうかお許しください。m(__)m

 一番、印象に残ったことは、「随分要望を聞いてくれたので、自分で作った感がとてもあります。」とのお言葉でして、設計というサービス業を営む私としましては、とても嬉しい一言でした。かなり長いメールを何度となくお送りして、お答えをいただくのも大変だったことと思います。常々思いますのは、建物の寿命を決めるのは構造体というのはもちろんですが、それよりも関わる人々に如何に愛され続けるかということではないでしょうか。住まいであれば、少しお金をかけても修理しながら住まい続けたいと願っていただけるかどうか、その愛がとても大事だと思うのです。住まわれてから繰り広げられるドラマももちろん大事ですが、設計屋のごり押しデザインよりも、大きな満足の中で生活を始めていただけるように黒子に徹するのも大事ではないかと思います。私のような気の小さい設計屋にはそれしか出来ないのだろうと言われればその通りなのですが、いずれにしても物を決めるにせよ、形を決めるにせよ、選択の繰り返しなわけなのですが、その選択に対して長く付き合っていかなければならないのはお施主さんなのですから、その選択をすることによってどういう結果になるか、想定出来ることをすべて提示して、最終的にお施主さんに選んでいただくというのがアトリエ暢氣方式です。何せ、お施主さんのお金で建てる住まいなので、至極当然のことではあります。

 でありますが、ここまで安全運転だったわけではありませんで、ロールスクリーンの在庫が無いとのこと。どこかの施設で大量に使ったのではないかと思うのですが、入荷2か月待ちといわれて急いでお施主さんにご協力をいただいて他のメーカーで品を決める事態となりました。年度末竣工恐るべし。引き渡し後で引っ越し前の31日、ロールクリーンの取り付けと、外壁の左官メーカーさんには白華対策で上塗りをしてもらいました。私は竣工写真を激写。外構工事が竣工してからまとめてアップしたいと思います。今日はお施主さんは引っ越し。私は外構工事業者さんと現場で打ち合わせです。工務店さんの手からはおおよそ離れました。

 いよいよ新しいお住まいでの生活がスタートされますね。おめでとうございます!


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

引渡し前小学生になりました! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。