SSブログ

白華 [子育てを楽しむ家]

外壁は今回も左官仕上げにしました。雪降るこの頃に丁度仕上げを行ったこともあり、壁色が濃いこともあり、白華(はっか)が結構出てしまいました。出るとは予想していたものの、目の当たりにするとかなり衝撃的です。

DSCF9253.jpg

↑ このダラダラと流れる白い筋が白華です。かなり出ましたね。白華はこの塗り物が含む水やらモルタルの成分が二酸化炭素と結合して出来る炭酸カルシウム(CaCo3)です。Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O 高校の時の科学の授業を思い出しながら仕組みを理解しています。水にはわずかですが溶けるので、雨に濡れるところなら2年ほどで取れるといわれています。酸で落とすことが出来るのでサンポールを使うわけですが、今回は面積が大きいので、しばらく置いてから再仕上を行うことになりました。

1453065893625.jpg

↑ この白い粉のように見えるものも白華です。このバルコニーは左官壁の上に木のパネルが入るので、急いでサンポールで洗浄してもらいまして、スッキリ取れました。炭酸カルシウムはアルカリ性なので、酸性の薬品で落とすわけです。

白華は出たものの、灰色と黒で構成された外壁はなかなかクールで素敵です。足場外れるのが楽しみです。この白華が綺麗に取れるかどうか、ドキドキしてはいますが。。。ナムナム。。。


コメント(0) 

階段取り付け [子育てを楽しむ家]

 木造にして準耐火構造ですので、断熱材が入った現場は石膏ボード張りに入っています。3月末の竣工予定ですので、お施主さんとの打ち合わせはインテリアの詰めがほとんどです。お施主さんから現場にとても美味しいオカキを頂きまして、大工さんの工事としてはいよいよラストスパートです。ええ。私も頂きまして、打ち合わせ後にバリバリ言わせて帰って参りました。お気遣いくださいまして、ありがとうございました。
DSCF9236.JPG
 
↑ 階段の力桁が入りました。床がハードメープルですので、階段材はメープルの集成材を使いました。メープルは木目が柔らかいので主張しすぎないところが人気の理由かと思います。 何せ、木造で準耐火構造ですので、ほとんどの木は隠れなければなりません。でありますが、材木屋の娘としては何とか何処かに木を見せたいところ。階段に少し見せ場を作りました。
 
 この力桁は幅が90mmあり、60mm厚の階段板とともに現し(石膏ボードを張らず、木をそのまま見せます)です。この60mmというのは、木材が火災で燃える際、すぐに芯まで火が到達するわけではなく、木の周りが炭化することで芯まで火が入るのに時間がかかるという性質が評価され、建築基準法で定められている数字です。集成材ではありますが、メープル素敵。とても美しいです。出来上がりが楽しみです。
 階段の奥、木の下地に紙が貼ってありますが、 ここにもセルロースファイバーを入れました。この壁を挟んだ隣はトイレです。石膏ボードを挟んだ空洞の壁は、太鼓現象といいまして、音が増幅される可能性があります。トイレの音がこの階段のあるプレイルームに響いては台無しです。セルロースファイバーの防音効果に期待しましょう! 

コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。