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埼スタの芝 [植栽メモ]

良相の家もひなたぼっこの家も、竣工前と着工前とで工程には違いがありますが、猛烈に図面を書く今日この頃です。ええ。それはもう猛烈に。鬼のように図面書いてます。有難いことです。

メモを。鳥取方式(芝生)に関する記事を以前書いてからというもの、芝生のことが気になっておりまして、維持管理や、使い勝手など調べることが多くなりました。

先週末、埼玉スタジアムに浦和vs大宮の試合に行った際、あ、勝ったんですけどね、2-1で。かなり浦和は強くなっているなぁという印象でした。何せ、怪我人が多く、主力メンバー不在の中、若手中心のメンバー構成で、なかなか勝てない大宮に快勝しましたから。もしかしたら、来年のACL(アジアチャンピオンズリーグかな?)出場権の得られる3位入賞も夢ではないかも、、、なぁんて期待を持ってしまえるような内容だったと思います。試合を観戦するのが楽しみになってきました。

え、いやいや、芝生の話。13時キックオフだったこともあり試合が終わった後、埼玉スタジアムの周りの芝生公園にのん太を遊ばせようと立ち寄りました。これがまた、柔らかい芝生で感激。裸足で遊ぶ子供達多数。のん太も裸足にしたところ、ご機嫌になって走り回っていました。以前、高麗芝の敷かれた芝生広場で遊ばせようとしたところ、歩くことを拒否した経験を持つのん太でありますが、この違いを楽しむかのように、それはそれは眩しい笑顔を振りまきながら走る走る。ワタクシもあまりの気持ちよさに寝転がっったりして。芝生にもいろいろ種類があるものだと実感した次第です。

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スタジアムの芝生と同じ芝生らしく、こんな柔らかい芝生の上でサッカーが出来たら、さぞかし気持ちが良いでしょうねぇ。さすがベストピッチ賞を受賞するだけのことはあります。

http://www.stadium2002.com/stadium/grass.php

上記、埼玉スタジアムのホームページによると、

「寒地型芝草で一年を通じ常緑を保てる品種を選びました。寒地型芝草はすべて西洋芝と呼ばれるもので、ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラスの3種類を混合して種を播き、生育させます。」

とのこと。3種の長所と短所を補いあう方法をとっているようです。維持管理は大変そうですが、どうせ大変なら、この芝生の上で裸足で走り、寝転がれる幸せを手に入れることに魅力を感じるところです。


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冬の酔芙蓉 [植栽メモ]

お師匠様も走るこの頃、庭木を刈り込む様子を良く目にします。この時期の木々は水を吸い上げないので、刈り込むには適しているということでしょうか。いよいよ、お正月が近付いているなぁ~などと、葉が落ち、すっかり見通しの良くなった石神井公園を前に、シミジミ思うわけです。

HI3501531.jpg

↑スイフヨウもすっかり冬の姿になりました。ガッツリ刈り込みされて、枝が残るだけのお姿に。冬と夏とでお姿が全く違う、この手の植栽を提案する際は廻りの木々の配置をどうするか、気を配らなければなりませんねぇ。アジサイと同じです。

http://nonki-tun.blog.so-net.ne.jp/2009-09-29


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酔芙蓉 [植栽メモ]

8月、9月に咲く花はサルスベリにフヨウに、、、思い当たるのは数少ないもので、四季を通じて花を楽しめる庭を設計しようと思うと、手が止まってしまうのがこの季節です。石神井公園でも蝉の声は聞こえども咲く花は少なく、美しい緑と木陰、虫の声を楽しむばかり。

そんなこの頃ですが、圧倒的に存在感のある花がこのスイフヨウ。朝、白い花を咲かせ、夕方に向けてだんだんとピンクになり、やがて萎んでしまいます。お酒に酔ったお顔のようになるのでその名が付いたのでしょうが、朝の清楚な顔も、夕方の色っぽい顔も美しく、まさに、何時見てもお美しいお姿。。。

090906.jpg

090929 石神井公園.jpg

↑何とも色っぽい花ですねぇ。

090929.jpg

↑結構なボリュームになるので、場所に余裕があるお庭であれば、庭木に提案したいところです。


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鳥取方式で芝生化 [植栽メモ]

メモを。

東京都では校庭の芝生化が進められています。子供達が怪我を恐れず裸足で遊べたり、夏でも芝生の上は涼しかったり、見た目としても楽しめたり、芝生化することは大いに利があると思われます。だけれど、メンテナンスが大変であることや、芝生が痛むことが原因で子供達が校庭を使えない日がある、なんてことも小耳に挟みます。さらに、除草剤や農薬などが必要となると、本末転倒で、返って心配事が増えるようにも思います。

外構(庭、エクステリア)を設計する際、よく芝張りをお勧めするのですが、芝が数年後には雑草に負けてしまい、最初のイメージとかけ離れた状態になってしまうこともあります。

芝生にも色々あるようでして、厳しい使用条件にも耐えうる 「鳥取方式」 という方法があるそうです。鳥取県広報課のホームページからその特徴を抜粋すると、

1.夏芝(バミューダグラスを用い、ポット苗を6月に移植)、冬芝オーバーシーディングにより年中青々とした芝生
2.短期間(3-4ヶ月)で芝生化
3.芝刈りと施肥のみで、年間維持管理費は100円/平方メートル以内
4.除草剤や農薬を一切使用しない:環境と利用者に優しい芝生化が可能
5.専門業者でなく、誰でも施行可能な芝生化
 

報道ステーションでの特集が一目瞭然です。http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/data/feature_asx/5488.asx

「冬芝オーバーシーディング」 というのは、バミューダグラス(ティフトン419またはティフトン328)は通常、冬枯れするそうでして、それに対応するため、ペレニアルライグラスという夏の高温に弱い品種の種子を毎年購入して9月中旬に散布するそうです。まぁ、個人の庭であれば、冬は枯れていても良いようにも思いますが。。。

繁殖力が強いそうでして、この方式を勧めるグリーンスポーツ鳥取でも自宅の庭では高麗芝を勧めているようですが、そこは使い方次第で、子供が良く遊ぶ庭とか、駐車場とか、ハードな使い方をする場所ではとても有効な方法であるようです。境界際にヨウ壁を使わず法面(斜面)にして芝生や潅木を植えて魅せる境界とすることがあるのですが、土質と勾配によっては土が流れてしまうこともあり、悩みの種でして、そんな場所でも繁殖力の強い芝であれば土が流れるのを防いでくれるかもしれません。

一週間に一度は刈り込む必要があるそうですが、何せ安くてメンテナンスが楽というのが最大の魅力。ただの芝生の広場から、子供達の遊び場へ、ひいては、まちの遊び場へ、まちづくりという視点から考えれば、鍵となる方式と言えるのではないでしょうか。

子供の影の無い公園も、芝生化すれば何か変わるかも?

グリーンスポーツ鳥取http://www.greensportstottori.org/lawn/

鳥取方式仕様書http://www.greensportstottori.org/download/pdf/tottori-housiki.pdf

ちなみに、Jリーグ100年構想では、校庭の芝生化を勧めているそうです。サッカーくじの収益による2009年度の助成として、過去最高の約61億円を地方自治体やスポーツ界に校庭の芝生化事業を含めて幅広く支援することが決まったとのこと。http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/headlines/20090409-00000038-kyodo_sp-spo.html 

芝生の上で幼いころから走り回れる環境がそろえば、日本のサッカーのレベルはどんどん上がるかも???

ちなみに我が家の芝生つくりはhttp://nonki-tun.blog.so-net.ne.jp/2011-05-18


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