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西伊豆 長八美術館 [旅 まち歩き]

 ポストモダンの建築家、石山修武氏が設計し、昭和59年に開館した漆喰鏝絵作品を集めた美術館です。入江長八の作品50点が展示されています。この建物は、第10回吉田五十八賞に輝いておりまして、建築士会の中では評価の高い建物なのですが、正直、どうも好きになれませんで、鏝絵作品のための美術館というよりは、石山修武氏のやりたいことが前面に出すぎていて、鏝絵への寵愛といいますか尊敬といいますか、鏝絵を見せるための空間として最適なのかどうか、非常に疑問です。何点かの展示してある長八作品の中には本当に目を見張るものがあるのですが、うっかりすると見落としてしまいそうな位置にあったり。
長八記念館にある入江長八作品は、窓からの光や、ロウソクの明かり、その場所に来る人の心情、もろもろの条件を考えて、計算しつくして作品を生み出している印象を受けました。岩科学校の鏝絵も裁縫室だからこそあの色と構図であったろうと思います。その場の意味を考えつくし、その結果、生み出された作品の圧倒的迫力を思うと、尚更、展示方法に意義あり!!! と、しみじみ思うわけです。。。
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