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景観計画策定に向けて [東京建築士会練馬支部]

練馬区では、3年後の景観計画策定に向けて動き出しています。ワタクシは、東京建築士会練馬支部の景観部会のメンバーを中心として昨年度より立ち上げた 「Nerima景観まちづくり会議」 の一員として活動しています。この会議は練馬のまちづくり条例に基づくもので、いわば、提案する市民集団といったところです。

ワタクシは、都市計画審議会委員でもありますので、さりとて途中で任期は切れるのですが、ここからの3年間の流れはとても楽しみでもあり、所々で関わる機会を与えていただいているものとしては、勉強しどころであると感じています。

今年度は調査の年として位置づけされていまして、ただ今は、練馬を4ブロックに分け、それぞれのグループで見てまわってみることになりました。ワタクシも先日、練馬区の北東にあたる錦、氷川台、平和台を炎天下の中、自転車を走らせて見て参りました。これがまた、なかなか楽しかったです。練馬の西は農地の残る雰囲気という印象はおおよそ想像がつくのですが、東は全く未知の世界。どんなものかと。

第一の印象は、東も規模は小さいものの生産緑地や農地、屋敷林がところどころ残り、住宅地と駐車場と、ミニ開発と。西の緑の景に近い印象を持ちました。

本日は、景観会議内で各ブロック調査の発表会。ムム。なかなか一言では言えないのですが、練馬って奥が深いですね。景観計画は全体を見通さなければなりませんで、これが、なかなか。。。

まぁ、すぐ回答が出るようなら、策定までに3年も要しないということでしょうが。。。。

A笠0050ア0807氷川1左に城北中央公園があり右に石神井川が流れる生命観を感じるみち.jpg

↑左に城北中央公園、右に石神井川が広がります。深い緑で、水があるので何より風が心地よい、そんな場所でした。 

A笠0056イ0807羽沢3生産緑地を前に周囲ではマンションや住宅が立ち並ぶ練馬の典型の景観.jpg

↑練馬区羽沢です。練馬の典型的な風景だとワタクシは感じています。畑があって 、奥に屋敷林があって、マンションがあって、住宅があって、そして、駐車場がある。。。

A笠0020カ0807錦1 街路沿い一杯に広大な駐車場が広がる街路沿いに少しでも緑が欲しいところ.jpg

↑どど~んと駐車場です。景観という視点から考えると緑が欲しいですねぇ。。。

A笠0070ウ0807氷川3高木がたっぷり植えられた集合住宅の駐車場.jpg

 ↑欅の植えられた駐車場です。素敵ですねぇ。建物はどうしても古くなってきますが、緑は確実に年月とともに美しくなるので良いですね。緑の力を借りるといいますか。緑があるだけで雰囲気が変わるものです。

A笠0009カ0807錦1.jpg

↑石垣に緑に、美しい景観なのに、街角にゴミ置き場の青いネットがのさばります。何とかならないでしょうか。もう少しグレー系の落ち着いた色のネットにするとか。カラス対策で大事なものだというのは理解していますが、策が欲しいところです。


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お茶花 [東京建築士会練馬支部]

昨日は、東京建築士会練馬支部の住宅部会主催のお茶会でした。目白庭園http://www.city.toshima.tokyo.jp/kouen/k_60.htmlで夕べの開催です。お濃茶とお薄の風炉手前で、16時から開催ですが、準備は13時から。ついでに報告すると、お着物の準備が8時から。一日たっぷりお茶dayとなりました。亭主は3人。お客様は10人で、ワタクシは薄茶手前の担当。学生時代に6年ほど習って以来、ほとんど触っていませんでしたので、水屋でずっとお手前本とニラメッコ。ちなみに裏千家です。何とか、無事、お迎えすることが出来ました。メデタシ。メデタシ。

お茶花をいただいてまいりました。ムクゲとチョウチンカズラです。お茶花は可愛らしく、控え目で、小さな季節感が良いですね。飾ってあるところの写真を撮る心の余裕がありませんで残念ですが、思わず、感激! の景色でした。

12年ぶりにお茶をたてさせていただきまして、背筋の伸びる非日常世界を堪能し、実に幸せな一時でした。また何時か、お稽古を復活することを期待して。 

080719 お茶花 004.jpg


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第四回まちづくり講座 [東京建築士会練馬支部]

11月10日(土曜日)、勤労福祉会館で第4回まちづくり講座 「練馬の景観の魅力再発見」 が開催され、練馬の景観について話し合いました。

石塚 康夫 氏  東京商工会議所練馬支部工業分科会長
五十嵐 透 氏  農業体験農園「イガさんの畑」園主
千葉 和子 氏  株式会社JTBパブリッシング担当課長
佐々木 克己 氏 練馬区産業地域振興部商工観光課長
浅倉 清 氏      練馬区土木部計画課長
石川 貴洋 氏  練馬まちづくりセンター所長 
奥村 隆史 氏  東京建築士会練馬支部景観部会
大家 隆 氏     東京建築士会練馬支部景観部会
笠原 けい子    東京建築士会練馬支部景観部会

↑参加されたパネリストの方々は商業、農業、観光、産業、土木、まちづくり、建築に従事される方9名、そして、住まい手の方々と、様々な視点から練馬の景観を考えるとあって、ご意見も様々。実質、2時間40分ほどの討論会でしたが、とても充実した議論となりました。

週末に日記を書こうとPCに向かったのですが、これがまた、意見が多岐に渡ったこともあり、消化しきれませんで、筆が進まないというのが正直なところです。こういった討論会を何度か重ねていくうちに、どうすれば良いのか見えてくるのかもしれません。いえいえ、参加されていたまちづくりのプロの方々には、次に進むべき方向性が見えていらっしゃるのかもしれません。ウーッム。。。印象に残ったご意見をメモしておこうと思います。少しばかり勘違いや私見も交じってしまっているかもしれません。何せ 「暢氣日記」 ですからご容赦ください。

(目に余る部分はコメントでご指摘いただけると幸いです。)

■「景観」を考えるというが、「景観」 なんて、難しい言葉は取っ付きにくいのではないか。 

■都市での農業を考えるとき、相続税が多額になり土地を手放さざるを得ない状況を考えると、景観としての価値を踏まえた農業という視点も必要なのではないか。

■練馬=緑、畑、自然のイメージが全ての練馬に通じるものではないと思う。練馬の東の人など、練馬に住んでいる人の大半はそれを意識していないのではないか。

■歩いて楽しい道をつくってはどうだろうか?

■練馬のブランドの一つは、近所の直売所で売られている、採りたての新鮮な野菜を食べられることにあると思う。

■イメージを向上させていくことが大切で、駅に降りたらおしゃれな雰囲気をすぐに感じられるとか、仕掛けが欲しい。

■光が丘、早宮、石神井、大泉、練馬春日町、江古田、武蔵関などなど、練馬と言っても、70万人住まい手がいるわけで、地域によって様々で、統一したまちづくりでなくても良いだろう。それぞれの土地柄に合わせたまちづくりを進め、それぞれをどうやってつないでいくか考えるという流れもあろう。

■近所で住宅が3軒新築された。皆、建築家がかかわっていると思うのだが、それぞれ全く別々に主張している、景観として考えたとき、建築家は疑問を持たないものなのか? →ある程度統一感のある景観をつくるとなると、表現の自由を規制することになり、議論が分かれるところ。お施主さん側が奇抜なものを求めていることもある。ルールがあれば設計する方としてもデザインしやすいし、お施主さんも説得しやすい。

■もうかる景観、まちに活性化の刺激を与える活動が大切だと思う。

■安全安心な道路、見え方とすれば違和感のない道路をつくることが、景観としての道路に求められている。人が多く集まるところであれば、道も電柱化しやすい。

■今や練馬固有の財産ともいえる、アニメや漬物を体験しながらの観光は人を呼べるのではないか。

■雰囲気やイメージをどうするか、女性はそういった感覚を大切にする事が多く、こういった討論会にもっと女性の参加を求めるべき。

■緑でまちづくりという考えもあろうが、緑は維持管理が大変である。

■放置自転車が駅前の景観を壊すように、つくったものをどうやって美しく維持するかも大きな問題。

■みんなが共有化するもの、みんなでつくるまちの財産が練馬のブランドとなる。

■まち歩きして楽しんでもらいたいのは区民の方であり、区民の人のための景観を考えたい。

■地域の人を巻き込んで良い景観を育て、良くない景観をどうやって減らしていくかを考えるべき。

■生活している姿、生活景を良い景観にしていこうという発想が大切。

■歩くことで生まれる経済効果、まち歩き観光を育みたい。

■都心に近い位置で農業体験ができる地域であるというブランドを大切にすべき。

 

討論会の後、参加された皆様と呑みに行ったのですが、その中でのお話もとても興味深かったです。異業種に従事される方とお話するのは視野が広がりますね。皆様、ご教授ありがとうございました。

 

↓練馬まちづくりセンターの方が記録された議事録です。 

↑終了時の会場。中心に座らせていただいたので、討論中の手持ち写真はありませんの。。。


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練馬の景観の魅力再発見 [東京建築士会練馬支部]

練馬区では、11月10日(土)大泉学園駅から徒歩4分の勤労福祉会館で、第4回練馬区まちづくり講座を開催します。東京建築士会練馬支部はコーディネーターとして参加します。昨夜は、この講座に関する打ち合わせを行いました。

10月6日に行った、武蔵関から大泉学園までのまち歩きと絡めながら、建築の仕事に関わらない方々もパネリストとしてお迎えし、練馬の景観について話し合います。商工会議所の方や、体験農園の園主さん、るるぶ編集長さん、練馬区土木部計画課長さん、練馬区商工観光課長さん、練馬まちづくりセンター所長さんなどがパネラーで、私もパネラーとして参加します。一般の方からも意見をお伺いしたいと思います。身近な景観について、様々な視点からの考察を伺うことの出来る貴重な機会で、私自身も楽しみです。練馬の環境に興味のある方は、是非ご参加の上、ご発言ください!

http://nerimachi.jp/info/machizukuri/post_7.php


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練馬まつり [東京建築士会練馬支部]

昨日は、練馬の文化祭、練馬まつりでした。建築士会も参加です。建築相談と、折り紙建築教室を行いました。http://blog.so-net.ne.jp/nonki-tun/2007-10-04多くの方にご参加いただいて、大盛況でした。カッターを使う作業で怪我が心配だったのですが、それよりも、「やる~!」 とのお子さん達の声を何度となく聞くことが出来ました。楽しそうに参加してもらえて本当に良かったです。

↑子供達はすごい集中力でした。簡単なものと少し難しいもの、どちらかを選択してもらう手順だったのですが、「難しいほうに挑戦する!」 と自らチャレンジしてくれた子が多かったように思います。台紙は、ピンク、空色、黄色、黄緑とあり、好きなものを選んでもらったのですが、これが、面白いことに、女の子はピンクと黄色が、男の子は空色か、黄緑が多かったように思います。ピンクのタイガースユニフォームが女性に人気とのこと、なるほど~なんて。

パネルを展示しました。会員の主張パネルです。

←私も、展示させていただきました。

広々とした総合運動場が人で一杯、イベント満載、70万人都市練馬の元気が見られましたよ!

訪れていただきました皆様ありがとうございました。

建築士会の皆様、良い経験をさせていただきまして、ありがとうございました。


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練馬まち歩きの魅力 [東京建築士会練馬支部]

今日は絶好の秋晴れの中、午後から練馬景観ウォッチングに参加しました。練馬区都市計画課主催の「練馬らしい景観を考える」 まち歩きイベントで、建築士会練馬支部のガイドの一人として参加し、西武新宿線の武蔵関駅から西武池袋線の大泉学園駅まで、一般参加された20人の方々とご一緒に歩きました。

練馬の景観は、農地あり、川あり、緑あふれる道あり、高層住宅あり、様々です。参加された方々からは、そんな変化のある景観が楽しいと、嬉しい感想を伺うことが出来ました。

写真は以前、日記に掲載した写真と同じ場所から撮ったものです。8月末に歩いた時は若芽だったキャベツが大きくなって連なる、この生命観は圧巻で、何やら嬉しく、元気になる思いです。田舎育ち故、そう思うのかもしれませんが、この素朴な生命観は練馬の大きな魅力なのではないでしょうか。

参加された皆様、練馬区の皆様、そして建築士会の皆様、この感動を与えていただきまして、ありがとうございました!

http://blog.so-net.ne.jp/nonki-tun/2007-09-27 


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折り紙建築 [東京建築士会練馬支部]

今朝、やっとニュースになっていましたね。6月の建築基準法の改正により、建物を建てるときにその内容を申請する、確認申請が厳格化されたのですが、厳格化しすぎて混乱し、8月の住宅着工戸数は43.3%減とのこと。経済にだって大きく影響を与えるはず。先週、建築基準法改正の解説講座に出かけたのですが、国交省の方針もこの混乱を受け、「厳格な確認申請」 から、「円滑な確認申請」 に変わっていました。現場で変更が効かないなど、実情にそぐわない部分が多い今回の改正。もっとこの混乱の現状をよく把握して、何とか修正の方向に進んで欲しいものです。http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/kencha.htm 

話は変わりますが、昨日、建築士会練馬支部で10月21日に開催される練馬まつりの打合せを行いました。建築士会練馬支部では、建築相談と、紙とカッターナイフでつくる折り紙建築を実施します。私も当日参加します。なかなか、楽しいものですよ。練馬祭りに参加される方、耐震補強やリフォーム、建て替えなど建築に関して気になることのある方、是非お立ち寄りください!
http://www.hpmix.com/home/nerima60/frame.htm



↑当日、行うのはこの2作品です。参加される方に切り込み部分と、折る部分を書いた紙をお渡しします。
 カッターナイフでカットして、折り紙建築を作ってくださいね!

↓折り紙建築は奥が深いもので、こんな細かいものもあります。



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練馬 景観ウオッチング [東京建築士会練馬支部]

練馬区の武蔵関駅から大泉学園駅まで、練馬らしい景観を考える、まち歩きイベントが、練馬区主催で10月6日(土曜日)に開催されます。

(景観ウォッチングhttp://www.city.nerima.tokyo.jp/mati/keikanw/watching.html) 

建築士会練馬支部は、企画協力というかたちで参加、私も当日ガイドとして参加します。(参加者募集中です) 26日は19時より、練馬区役所まちづくりセンターにて、建築士会練馬支部、景観部会に参加し、打合せを行いました。

8月の末に、このルートを諸先輩方と一緒に歩いたのですが、まぁ何とも、奥が深いこと。広々としたキャベツ畑を前に立派な屋敷林を構える民家あり、庚申塚http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BA%9A%E7%94%B3%E5%A1%9Aに、お地蔵様、ひどく渋滞する街道、ブドウ畑に、農園、桜並木を従えた石神井川あり。こんなに都会に近い位置に、農の風景があるものかと驚いたものです。まぁ、楽しいこと楽しいこと。練馬とは、こんな穏やかな景色を持つ地域なのか、と再発見した思いでした。

一般の方が参加されるその日まで、あと一週間ほど。練馬の魅力がきちんと伝えられるように、しっかり予習したいと思います。参加される方、どうぞご期待下さい。ご興味のある方、ご一緒に歩きませんか? 

写真は8月末の風景です。今頃はこの若芽も大きくなっているのでは? 楽しみ。楽しみ。


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