内閣改造に思うこと

昨日の冬柴国土交通大臣のインタビューを見て思うこと。

世間じゃ、あんまり確認申請を取り巻く混乱は話題になっていないのですね。。。

姉歯さんの事件を受け、建築基準法が６月２０日に改正され、建築確認申請に関する事項がこれまでと大きく方向転換されました。確認申請とは、簡単に言うと、建築をする際に役所や審査機関に計画の内容を「確認」してもらうこと。構造に関わることが厳しくなり、審査に時間が掛かるようになりました。何より、現場で変更すると申請書の出し直しになり、また、申請図面はこれまでの内容より断然濃い密度を求められるのです。作業の順番をこれまでより大きく変えなければならず、そして、業務も増えるよう。ということは、建築主の負担が大きくなるということ。

確認申請が全然降りない。これまで２週間程度で降りてきたものが、２ヶ月待ち。
お陰で、工務店さんの手が止まりつつある。

なんて噂をよく聴ききます。上向き加減の経済にも影響してくると思うのだけれど。「大変な時に独立したもんね～」なんて諸先輩方によく言われる、そんな大混乱の事態なのに、昨日の大臣就任インタビューでは全く触れられませんでした。。。結構大変な問題だと思うのだけどなぁ。。。

先週の小池さんの、私はもう辞めたいのよ、発言には残念です。色々策があるのでしょうが、請けた仕事は一仕事終えるまで責任持ってやって欲しいように思います。なんて普通に理想とすることが、政治の世界では普通ではないのかしらん？

派閥政治復活というけど、何がいけないのかよく分からない。内閣総理大臣には人事の才能が求められることは分かるのだけど、大集団の中の個を理解するのはなかなか大変だと思うのです。それに、小集団の頭が寄り集まるのは悪いことではないのでは？　

個人的には、古館さんの番組に出演されて、「また出てください。」　との依頼に、きっぱり　「出ません。」　発言された麻生さんが大好きです。。。。