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1軒から始める まちづくり [まちづくり]

浦和レッズ、ACミランに1-0で敗れましたね。夫は、これまで触りもしなかった一眼レフのデジタルカメラを手に観戦に出掛け、世界レベル選手の動きを生で見られて感動したのか、上機嫌で帰って参りました。ワタクシは録画もまだ見ていませんで、3位決定戦も決勝戦あることですし、明日はテレビに張り付くことにいたしましょう。

昨日、東京建築士会練馬支部の住宅部会にて、「1軒から始める まちづくり」 をテーマに講師を勤めました。大学では戸建て住宅地が研究の舞台でしたし、勤め人の頃も新興住宅地のまちづくりを担当していましたし、このテーマはワタクシのライフワークとして考えたいテーマです。新しい住宅地を時々歩いては、住まい手の方々が まち に住むことをどのくらい意識しているのか、まちに住むとどの様な効能があるのか、まちは美しくなれるのか、まちづくりを考えると1軒はどの様な住まいになるか、などなど考えています。只今は、建築士会が進める専攻建築士制度の設計専攻建築士と、まちづくり専攻建築士http://www.tokyokenchikushikai.or.jp/senkou/senkou_kensaku.htmとして登録もしています。今回の勉強会ではバタバタと資料を作ったこともあり、あまり上出来なまとめとは言えませんが、これまでの蓄積をもとにお話をさせていただきました。好評をいただき、ほっと一安心です。

まちに住む思いは様々ですが、まずは向こう三軒両隣の最も身近な単位が、まずは重要なのではないでしょうか。歩いてかなり掛かる距離で行われている まち づくりが、日々の暮らしに関わることはあっても住生活に大きく影響されるなどということは少なく、1軒1軒のとても小さな単位で考えることがまち生活を豊かにする、まち をつくるには大切なことだと思うのです。むしろ、1軒毎に各々まちを意識した住まいとして考えなければ、まち生活を楽しめる まち は作られないのではないかとさえ思うのです。

古くからある集落も同じような建物だから、みな同じ思いで暮らしている等と思いがちですが、よくよく歩いて観察してみると向こう三軒両隣単位で全く違った思いを察することが出来ます。ある小路を挟んだ数軒では、毎日家の前を美しく、楽しく暮らしている様子が見え、他の小路の数軒では、常に視線を遮る布のカーテンが引かれ、人の気配のかかわりを避けたい様子が見え。

日本の まち を美しく、まち生活を楽しくするには、まずは1軒から、まち づくりを考えること始める、実はそれが一番近道なのではないかとワタクシは思うのです。

 

↑まちの美しいゴミ置き場で談笑する子供達。ゴミ置き場は、まちの鏡です。まちの人達の美しいまちで暮らし続けたいという、まちへの愛と努力と誇りを察することが出来ます。


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