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リアリテ 2008/03号 [ものづくり]

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03号の 「リアリテ」 は、住まいづくりを具体的に考えている方にお勧めです。800円+税と値段もお手頃。

建築家向けの専門誌は、人が生活している様子が分かる写真は滅多に掲載されません。どちらかというとお施主さんに生活空間としては説明しにくいことが多いと感じています。物が入ると、家具が入ると、毎日生活するとどうなるのか、新築の何もない空間写真からそれらを想像するのは難しいところです。これらの写真を掲載してくれることの多い、一般の方向けに編集された 「リアリテ」 や 「チルチンびと」 を時々買うようにしています。価格もお手頃ですしね。

この 「リアリテ」 侮ってはなりません。高樹沙耶さんが責任編集らしく、出版社は、建築技術が満載に掲載される専門雑誌 「建築知識」 を出版している株式会社エクスナレッジ。建築に関する情報はとても分かりやすく、より実情に即しているように思います。

今回03号は、空間の写真は少ないですが、具体的な住まいづくりの情報が満載です。たとえば、誰に頼むのか。設計事務所に頼むと何が良くて、何がよろしくなくて。ハウスメーカーに頼むと利は何で、不は何か。客観的に分析されています。あまりにもズバリ書かれているので、終始ニンマリ。

住宅系の設計者は4つに分類出来るそうで、以下に書き写します。皆、極端だとは思いますが。^^;

 

「リアリテ」 03号より

主な住宅系の設計者

■住宅作家 →住宅設計のジャンルの勝ち組(50歳以上)。オーソドックスでおしゃれな家をつくる。設計料も工事費も値段は高い(安い仕事は上手に断る)

■町医者系の設計者 →上欄の住宅作家予備軍(30代中頃から50歳)。工務店の家を「すっきり」もしくは「濃く」させた雰囲気の家をつくる(デザインが下手な人もいる)。家の値段はハウスメーカー程度だがローコストもやる。

■経験を積んだアトリエ系設計者 →下欄の十年後の姿(30代後半から50代)。顔色をみながらモメない範囲で実験的な家をつくる。家の値段はハウスメーカー程度。作品にならないと判断すると手を抜く人もいる。

■若手アトリエ系設計者 →作品作りに飢えた暴走戦士(20代後半から30代中ごろ)。やりたいことを全部もりこもうとするので、1%でも可能性があるとそれに掛ける。暴走すると誰にも止められない。ローコストも手掛ける。


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