造園工事 竣工 [木の香る書庫]
11月の初め、木の香る書庫の造園工事が竣工しました。メンテナンス方法などを記した家守冊子をお渡しし、無事、引渡しを終えることが出来ました。一安心です。
造園業者の担当の方は、以前勤めていた事務所にいた頃からお世話になっていた方なのですが、今回の工事が最後の仕事になったとのこと。退職をされて、今度はベトナムに教育施設を作るNPOに参加するそうです。けれども、その窓口となる事務所はお施主さんのお勤め先や、夫の会社の近くとか。いやはや、活躍の場は限りなく広く、世間は狭く、そして人生は長いものだと痛感しました。ロマンですね。計画から竣工まで1年と5ヶ月、お施主さんや施工される方々にお話を伺うことで、またひとつ世界が広がったように思います。まさに、住宅設計の醍醐味はそこにあり!!! 有難いお仕事です。ホントニ。
↑ 芝生は4月まで刈り込み不要とのこと。青々とした芝生を前にデッキで珈琲を、豊かな午後ですね。 高木は数本しか植えていません。今はスカスカですが、植栽はすぐ大きくなりますから。
手前二本の高木はヤマボウシとシモクレンです。花も紅葉も美しい落葉樹です。
↑ 高木が植えてある場所だけふくらみを持たせています。スノードロップやら地被類を手前に配置し、高木が無い部分は奥行きを狭くすることで手入れを楽に行うことが出来ます。
↑ 以前のお庭にあった庭石も良い場所に収まりました。 天水桶に溜まった雨水で植栽に水遣りされるとのこと。エコですね。
↑ ナンテンとセンリョウ、マンリョウを南西角に植えました。ナンテンは、「難を転ずる」と言われまして、鬼門または裏鬼門、玄関前に植えると良いそうで、必ずご提案するようにしています。冬の花の少ない時期に赤い実を付けるので、季節感を付ける意味でも重宝します。写真左の方には、秋から冬に紅葉するオタフクナンテンを植えていますので、まさに冬にも楽しめるお庭です。
↑ ゆず はお施主さんのご希望です。実のなる木を植えると楽しみが増えます。
数年後、植栽が大きく生長した緑豊かなお庭と、木の風合いが落ち着きを見せ始めた趣味室、笑顔のお施主さんにお会いできる日が来ることを楽しみに、帰路に着きました。
1年5ヶ月でしたか。お子さんが産まれるのに十分な期間でした。
お世話になりました。
ここの所、周期的に雨が降っているので、水遣りが省略できて、助かってます。
週末、草むしりに精を出してますが、季節柄や種が少ないためか、手に負える程度です。
ユズの実が色づいてきているのが、楽しみです。
無事に冬を乗り越えて、来春、芝生が緑になるのが楽しみです。
石油ファンヒーターを買い込み、倉での音楽、読書などの環境が整い、毎晩こもっています。
by ごじゃ丸 (2009-11-26 21:59)
ごじゃ丸様
コメント下さいまして、ありがとうございます!
こちらこそ、御礼申し上げます。座布団におさまっていた息子も、座布団におさまらないどころか、座布団をはるか遠く、ズリズリと移動して、あらゆるものをパクつくようになりました。早いものです。
お庭があると窓際空間が変わりますね。
建物だけでは事足りないことは沢山あるものだと実感した次第です。
春には凛とした雰囲気の中に、緑の柔らかい芝が映える美しいお庭になるのではないかと思います。春の到来が楽しみです。
ユズを植える、というのはこれまで経験がなかったのですが、考えて見ればとてもワクワクするお話でして、秋にはサンマにチョット掛けたり、冬にはユズ風呂に入ったり、一本で何度も美味しいと申しましょうか。楽しみが増えますね。勉強になりました。
石油ファンヒーター良いですね。何よりランニングコストが安いのは大変な魅力です。この乾燥の季節、構造材がスゴイ音をしながら割れる頃かと思います。建て方が終わってからの構造材の割れは強度的には問題がありませんので、どうぞご心配くださいませぬよう。驚きの音かとは思いますが。。。
また、メンテナンスの際にはご連絡ください。
喜んでお伺いさせていただきます!
by tun (2009-11-27 16:46)