SSブログ

地業 [良相の家]

良相の家は地業が始まりました。基礎を作るために土を掘削したり、砕石を敷いたりすることを地業といいます。地盤調査をした結果、地耐力は戸建相当と判断し、地盤改良は行いません。その代わりと言っては何ですが、基礎スラブ(床下の土間コンクリート)は厚さ150㎜に、鉄筋D13タテヨコ@150とかなり丈夫。一般的な木造戸建住宅の基礎スラブとしては、ワタクシの経験上、最強スラブとなりました。

というのも、昨年より施行された住宅瑕疵担保保険の関係から、基礎に関しても厳しい規定があり、過剰設計ではないかと思うほどの内容が求められるようになりました。この保険への加入は義務ですので、この保険の加入条件となる内容のものは必ず満たさなければならないという代物です。検査もあります。ちまたでは建築確認申請に対する完了検査を受けないという例が多かったのですが、(ちなみにワタクシの担当する物件では必ず完了検査は受けています。) 完了検査を受けなければ保険には加入できず、事実として、規制を徹底することとなる法律です。加入には10万円程度の費用をお施主さんに求めることになります。信頼できる工務店さんが少なくなり、法がお施主さんを守って差し上げねば!!! と国交省が張り切っている、と考えるのが良いかと思います。

IMG_1108.jpg

↑基礎の形状に合わせて、砕石を敷き、地盤を締め固めます。 

IMG_1106.jpgIMG_1112.jpg

↑ 右: 捨てコンクリートを打ちます。捨てコンクリートとは、基礎を㎜単位で位置決めするために30㎜程のコンクリートを打ち、墨を打ちます。要は、土の上には線を引けませんで、地の上に線を引けるように平らな部分を作るわけです。

IMG_1113.jpg

↑ 地業を行うと、工事前の土地を前にした頃に比べて、何やら広く感じます。


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント