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住宅防火戸は雨戸(orシャッター)で [セカンドライフを楽しむ家]

土曜日に現場打ち合わせをしまして、今、建っている建物の解体工事に入ることとなりました。いよいよ動き出すこととなります。木々は全部伐採することとなりました。これには色々と理由があるのですが、設計屋としましては、終の棲家となるこのお住まい、階段を上り下りして毎日過ごさなければならない住まいではなく、1階ですべて事足りる生活をお勧めすべく、建蔽率ぎりぎりまで使って1階の床面積を広げたところ、木のためのスペースがなくなってしまったというのが正直なところです。

ただ今は、ガツガツと図面を書いているところ。で、困ったことが一つ。以前、樹脂とアルミの複合サッシが住宅防火戸の基準に合わないまま販売されていたことを受け、通則認定だったものを新たに個別認定を取得することとなったとか。かなり略して言いますと、網入りガラスにすればOKだったものがダメになり、一つ一つの製品について大臣認定を取得しなければならない方針になった、という訳です。樹脂とアルミの複合サッシだけでなく、アルミサッシについても同様です。その結果、おおよその住宅防火戸と呼ばれたサッシが只今販売終了になっています。ワタクシがよく使うYKKapでも、上げ下げ窓や滑り出し窓などの飾り窓は販売終了。シャッターか雨戸を全ての窓に付けてくださいとのこと。さらに、個別認定取得後の販売開始時期は未定とか。ムムムム。。。準防火地域の延焼の恐れのある範囲については必ず防火戸が求められるわけでして、困ったものです。10月の中旬に43条のただし書き申請を練馬区に提出しようと考えていまして、、、、どうしたものか。。。現時点での術とすれば、すべての窓に雨戸かシャッターを付けるしか無いようでして。。。

「認定が取れた商品を現場に入ってから変更すれば良いや。」なんて楽観論は、変更を許さない43条申請には通用しない訳でして。。。困ったものです。。。あちらこちらの準防火地域が広がる都会の現場で、混乱が起きているのではないでしょうか。エライこってす!!!


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