SSブログ

土台敷き [子育てを楽しむ家]

 今回の木構造材の調達は、兄が経営しています中村木材http://nonki-tun.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300306779-1に依頼しました。大工さんの手刻みで納めることも考えたそうなのですが、柱と柱の間隔が広いので、梁材の調達と刻みは東海プレカットさんに発注で、配達は兄と父が出動です。

 土台(どだい:基礎と緊結する木の水平方向の構造材です)と大引き(おおびき:1階床を支える水平方向の材です)は尾鷲ヒノキの4寸角(120×120mm)の一等材(節あり材)を使いました。関東大震災に尾鷲ヒノキを使った家屋の倒壊が少なかったことから良材と認知された材で、油分が多く、耐朽性(たいきゅうせい)(腐りにくさ)に優れていまして、土台や柱に最適です。28mm厚の構造用合板で床を作りますので、大引きは井桁に組みます。

PA090168.JPG

 ↑ 今回、土台と基礎の間は厚さ9mmのステンレスパッキンを使いました。おおよその現場では20mmや25mm厚の樹脂製品が使われていることが多いと思うのですが、ステンレス製の方が耐久性が良いことと、出来るだけ基礎と土台を離さない方が構造的に有利という観点から、金額的には値が張るのですが、お施主さんの了解をいただきまして実施に至りました。床下の換気量を考慮して20mmや25mmを使うのですが、換気は別に丸穴を開けましたので心配ご無用です。メーカーの説明では、塊で土台を持ち上げる樹脂製品に対して、折り紙を折りあげるようにして形作ったもので土台を持ち上げるので、この9mmの隙間で床下の換気量は充分補えるとのことですが、建築面積が大きいこともあり、換気口を別に設けた次第です。

DSC_0014.JPG

↑ 風基建設さんは基礎の高さの微妙な調整を鉛板で行うとか。右写真は9mm厚のステンレスパッキンです。


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

コンクリート打設建て方 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。