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光が丘 [良いとこですよ~練馬]

先日、建築士会練馬支部の宿題で、練馬区の光が丘とその周辺を歩いてきました。光が丘は大規模住宅地開発が行われた地域で、人口密度としては1haあたり250人以上住むと言われています。

戦中の昭和18年、首都防衛のため農地を「成増飛行場」として開発され、終戦後は米軍の宿舎、家族住宅(グラントハイツ)として整備、昭和48年全面返還、昭和52年60ha超の緑と水の公園を含む大規模住宅地計画で開発開始、、昭和58年から入居が始まった25年生の新しいまちです。航空写真を見ていただければ、おおよそどういう地域かご理解いただけるかと思います。周辺を含めて眺めてみると、戦後、恐ろしい勢いで開発が進んだことがよく分かります。

1947年http://mapbrowse.gsi.go.jp/cgi-bin/airphoto/photo.cgi?index=5339&group=USA40k&course=M630-1&num=19&size=small

現在http://maps.google.com/maps?f=q&hl=en&q=japan&ie=UTF8&t=k&om=0&z=15&ll=35.763194,139.629064&spn=0.015496,0.03459

とにかく、歩いてみると高層住棟の迫力のあること。なのですが、一帯に植えられているケヤキやイチョウ、桜の高木がよく生長しています。冬の今でこそ高木の葉が落ち、木々の背景に高層住棟が見えますが、夏になれば建物も見えず立派な公園郡に見えるのではないでしょうか。夜はどうなるのか、安全な道なのかどうか歩いていないので何とも言えませんが、昼間の様子はとても心地よい道です。昔の航空写真からは緑の存在は伺えませんので、住戸数を減らしても緑を増やそうとした練馬区の努力の賜物ではないでしょうか。

このスケールになると自転車での移動が主になるらしく、中央のショッピングセンター前では自転車の山になっていました。受け皿をきちんとつくってほしいところ。まち全体が自転車や歩行者の道と、車道が完全に分けられた歩車分離の構造で、車からの危険から放たれて歩いたり、自転車を運転できるのはとても心地良いものです。

自転車であちこち回れるということは、車椅子の方もあちこち回れるということ。ほんの数分の間に3人の方が御一人で、車椅子で移動されていたのはとても印象的でした。公園内にも何人かお見受けしました。一挙に住宅地開発をすると、どうしても購入層の年齢が偏ります。光が丘も賃貸部分もあるとは言え、高齢化が一挙に進むことが予想されますが、土地に起伏が少ないですし、車椅子での移動も問題ないようですので、未来は明るいのではないでしょうか。

ホントに真っ平ですなぁ。。。


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