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大日本 明治六年 10SEN [ひとりごと]

先週末、義祖父の納骨に行ってまいりました。93歳で亡くなった義祖父は、大工さんから建設会社の代表へと歩み、木造の高校校舎の建設に尽力するなど、仕事一筋の方だったとのこと。ワタクシは笠原家に嫁いでもうすぐ7年になるのですが夫が外孫だったこともあり、義祖母とは少し話したことがあるのですが、義祖父とはほとんど話したことがありません。かなり几帳面な方だったらしく、昭和8年から書かれた日記があり、仕事のこと、隠居してからは万歩計の歩数などが事細かに記されていたようです。義父が生まれた、その日のことは書かれていなかったようではありますが。。。。(^_^;)

納骨も無事終わり、義伯父、義伯母が手荷物を整理していたところ、出てきたのが旅行先などで集めたマッチ箱集3箱。図柄から見ると1970年代あたりの年代物もありました。それがきっちり隙間なく箱に詰められ、掘り返すと元に戻せないほど。きっちり計算し尽くす大工さんだったのだろうなぁと。。。

小銭も出てきました。最古は、明治6年。まだ髷を結っている人が普通に闊歩していたであろう時代。着物の袖から小銭入れを出していた頃。

↑「大日本 明治六年 10SEN」 と書かれていまして、現在の小銭を眺めると 「日本国 百円」 何処にもローマ字は無く、何と言いますか、欧米に肩を並べようと気負いがあったのか、デザインを決めた先人達の思いに胸打たれます。半銭は「1/2SEN」。デザインも繊細。それにしても134年前の小銭ですよ。何と長い旅をしてきたことか。我が家の家宝にしたいと思います。

↑大正時代にもなるとローマ字が消えたようで。。。

 ↑昭和19年の小銭。これが、軽くて小さいのです。何とも切ないこと。

↑昭和33年が上、昭和34年が下の100円です。お金の文字も左読み。「大日本」は「日本国」に。

小銭のデザインに、各々の時代背景が見えるようです。
どうも古い小銭の方がよく見えてしまうのは、懐古趣味故でしょうか。。。


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