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設計屋の役割 [ものづくり]

全国各地の工務店さんや材木問屋さん、製材屋さん達が集う場に同席するという好機を、有難いことに勤め人の頃の恩師が投げてくれまして、失礼ながら恐ろしく元気な親父様方からエネルギーを注入していただく、そんな今日この頃です。

工務店さんの親父様といえば、大手のハウスメーカーさんの圧倒的宣伝力と、地域の工務店をフランチャイズ化する大波に疲弊しているのかと思いきや、とんでもない。こだわりの物づくりと消費者の信頼をどう得るか、活き活きと、意気揚々と試行を重ね、若い後継者を導こうと、足元軽く柔軟な頭を持って走り回る御様子。建築基準法の改正に不満を述べるどころか、かかって来いと言わんばかりに対策を次々と打ち出す親父様。そして大学の教授先生までも巻き込み、きらきらと輝く瞳を持って、制震構造やら、健康素材やら、研究を重ねる親父様。ひたすら前を向く力と絶え間ない探究心、ものづくりへの誇りと知恵を集結する聴く耳を持って切り開くのは、まさに人。業界の宝。

まさに感激の日々でして、そんな多くの親父様方に大切なことを教えていただいているように感じています。何と有難いこと。

そんな元気な親父様と住まい手さんの間に立てれば本望。ダイヤモンドを抱く、親父様方のその瞳。さぁ、35歳の若造よ。負けてなるものか。設計屋は設計屋として、いざ道を切り開かん。


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