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人生色々 家づくりも色々 [ものづくり]

有り難いことに、古巣の恩師のご配慮から、全国の工務店さんが集う組織、工務店サポートセンターhttp://www.zenkenren.or.jp/jbn/index.html に関わるお仕事をしています。全国各地から集まる元気な工務店の親父様や、次世代を担う若社長さん達に感化され、良い刺激をいただいております。ワタクシは所詮、設計屋でして、いくら 「実家が材木屋兼工務店なんです!!!」 と叫んだところで、蚊帳の外的悲哀も時々感じる訳ですが、さりとて、ぼやいてばかりもいませんで、これからの工務店さんはどうなるのか、設計屋として出来ることはあるか、どう考えるか、やるべきことは何か、文字にすると大げさですが、小さい頭で色々と思いを巡らしております。

お酒の席でも少しご一緒させていただくようになり、当たり前ながら工務店さんも色々だなぁと、思うようになりました。新しい技術や素材をどんどんと取り入れて現代の家づくりとは何かを追求する工務店さんもあれば、新しい技術が必ずしも正解ではなく現場で培った技術の蓄積こそが財産と考える工務店さんに、性能表示http://www.sumai-info.jp/seino/など公が用意してくれた仕組みを上手に利用する工務店さんあり。年に2棟程度をじっくり取り組む工務店もあれば、数百棟を効率良くつくる工務店さんあり。実に様々。

社会に出てから12年目のワタクシではありますが、まちづくり関係の仕事でハウスメーカーさんとお付き合いしたこともありまして、数社のハウスメーカーさんの図面を拝見したこともあり、数々の工務店さんの図面を拝見したこともあり。図面を見ると、家づくりに対する考え方をおおよそ察することが出来るのですが、皆さん様々。大きな声では言えませんが、大手のハウスメーカーさんだって、様々。

そんなワタクシとしましては、現代計画研究所の卒業生ですので、家づくりに対する考え方は現代計画研究所がベース。なので、1階と2階の壁や柱梁の位置が全然違っていたり、結果的に生産時の効率の悪くなる図面に向かうと妙に腹が立ったり、大丈夫かしらんと勘ぐったり。美しく、整然と整理することこそが、家を丈夫に長持ちさせるコツと信じて疑わないところがあり、そこは譲れないところ。

お金をどのくらい掛けるかによっても、もちろん違ってくることでしょうが、壁に隠れてしまう構造の仕組みが信頼出来るものであるかどうか、それは何十年先でも変わらないものなのか、使っている材料はどのくらいもつのか、朽ちやすい作り方をしていないかどうか、つくり手によって大きな違いがあることは確かです。そして、それぞれに、それぞれのつくり手が、自分の信じているものに向かってつくるものであることも確かです。

全くもって、人生色々、家づくりも色々。

一般の方にこの違いを見抜いてくださいというのは、無理、、、のような気がする今日この頃。。。。ムムム。。。


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