北陸 兼六園 [旅 まち歩き]
朝早く、兼六園へ行ってきました。昼間は暑くて、北陸といえども外へ出て散歩する気には到底なれないこの頃ですが、さすがに朝の5時半ともなると心地よく、庭散歩の贅沢さも味わえます。兼六園には何度か来ているのですが、いつ来ても人混みに負けて、そそくさと出てしまうのがいつものパターンでして、庭の風情を楽しむというより、人酔いする場所というイメージがあったのですが、さすがに早朝は人混みも少なく、ゆっくり見ることが出来ました。
↑ これがまた、驚異的な美しさでして、これほどまでに計算されて、細部まで手の入った庭だったとは思ってもいませんでした。いや~感動しきり。
↑ 日頃、石神井公園を散歩しているせいか、思ったほど、広くないなぁという印象です。が、当然ながら、手の入る密度は全く比にならないわけでして、水面に映る木々や、高台から見える金沢の街、松に、苔に、日本の美意識が集約されていると言っても過言ではないと思います。さすが、日本三大庭園の一つに数えられるだけあります。お殿様の贅沢とは、これほどのものかと感激。
↑ 良いでしょ。このベンチ。欅だと思うのですが、この曲がり具合といい、節の位置といい、2本の足で支えているところといい、ウ~ム、何と趣のあること!
↑ のん太は寝ているところを叩き起して来ましたので、出足ぼ~っとしておりましたが、さすがに、この美しい庭に触発されてか、後半は、走るは、歩くは。あちらこちら指差ししておりました。
↑ 帰り道、近くにある石川県立歴史博物館に魅かれました。 明治に建設された陸軍の倉庫で、国の重要文化財に指定されています。また趣のあること。レンガの色に緑が良く映えます。
↑ レンガに、瓦に、窓の鋼鉄に、時間に負けない本物の材料を使っているからこそ、100年の時を経た今日でも、心を打つ風合いを伺うことが出来るのでしょう。素材に力があるんだなぁ~なんて呟きながら、眠くなって歩けなくなった我が子を抱きかかえホテルに戻りました。
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