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地鎮祭 [セカンドライフを楽しむ家]

セカンドライフを楽しむ家は、地鎮祭を迎えることが出来ました。朝は曇り気味でしたが、それはそれは心地よい晴天になり、6℃ほどの寒い日ではありましたが、滞りなく、ご祈祷していただきました。

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↑ 枝ぶりの良い、堂々とした立派な榊ですね。左写真は埋める予定の井戸で、お祓いをしてもらいました。井戸の神様が息を出来るようにパイプだけ出してあります。数か月後には埋めても良いとのこと。一安心です。

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↑ 鯛のお頭は中央に向いて並べます。海のお魚はお腹が美味しいから美味しい方を神様に向けるのだとか。川のお魚は背中が美味しいので、背中側を神様に向けるとか。

工事が無事進みますように。お施主さんにとって良い住まいとなりますように。。。


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工務店との顔合わせ [セカンドライフを楽しむ家]

先週の土曜日、愚息は姑に預け、夫には運転手をお願いし、お施主さんをお勧めしている工務店に案内しました。工務店の店構えや、近くにある良相の家の外回りも見ていただきました。その後、工務店でお施主さんと一緒に見積依頼と打ち合わせをしまして、お昼を食べ、LIXLとTOTOのショールームにも立ち寄って、最後はスターバックスでお茶をして帰路につきました。一日仕事だったので、お疲れになったことと思いますが、帰りの車の中で、「充実した一日でした。」 とのお言葉をお施主さんからいただきまして、お連れして良かったなと、ほっと一安心。

まずは相見積はしないで、一社について見積をしてもらう方向で進めます。相見積を取ったところで、値引き合戦になっては良い建物は出来ないのではないかと常々思います。出来てからもメンテナンスを工務店さんに負ってもらわなければならないことを考えると、「酷い目にあった」 という感覚を持ったまま竣工を迎えることは、関わる全ての人にとって不幸です。モノづくりに関わる方に気持ちよく取り組んでもらう、そんな環境を整えることは、現場を監理する者の一つの大事な仕事ではないでしょうか。そうは言っても、見積をしてオカシイ見積が出てきたとなると、他の工務店にやってもらうことになるかもしれませんが。。。まぁ、お金の話は、見積をしてもらう前に、どこの工務店が高いか安いか、おおよそ想定することは出来ます。安い工務店さんが一番良い、高いからボッタくり、というと必ずしもそうではありませんで、ひと手間多いから高くなる、良い品質のものをそろえるために高くなる、工期を短く出来るよう職人さんを常用しているから高くなるなどなど、その理由を見極めることが肝要。信用と、お施主さんの人柄と、計画する建物に一番合う工務店さんをお勧めすることが大事かと思います。

明日から12月ですね。早いものです。作業も毎日山場でして、毎日、こうして、ああして、と思いを巡らすことが本当に楽しくなって参りました。お施主さんにも、このモノづくりの過程を楽しんでいただけるよう、情報は常にオープンに、仕様はお施主さんに相談しながら進めてまいりたいと思います。


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43条ただし書申請 [セカンドライフを楽しむ家]

 セカンドライフを楽しむ家は、設計屋にとっては建築前の山場を迎えています。先週の月曜日に練馬区へ43条ただし書申請を行なっていまいりました。これは、簡単に言ってしまえば、建築基準法上の道路に接していない土地について、建築行為を行う前に申請するものです。建築基準法第42条が道路に関して述べられている条項でして、そのただし書が43条にあるので、「43条ただし書申請」なんて略されたりします。提出書類について何度か修正要請が練馬区の方から入り、何度か数部書類を提出し、練馬区で検討会議を開き、その後、建築審査会を経て、消防同意なども経ながら、予定では12末に許可が降りる予定です。

 申請関係を進めると同時に、今度はお金の話をまとめなければなりません。今週中に工務店さんに見積のための情報を渡す予定です。お金が目に見えるかと思うと緊張します。

 見積のための情報を渡したら、建築確認申請の準備に入ります。東の道路境界線側は、道路斜線について、少し切妻屋根の頂部がオーバーしてしまうので、天空率を使ってクリアしようと思っています。天空率を使うのは初めてでして、これまた緊張感たっぷりです。

 予定の確認のようなブログになってしまいまして恐縮です。さぁ、ワクワクしてまいりました♪ ♫  働きますよ!!!


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地盤調査 [セカンドライフを楽しむ家]

解体工事が無事終了しました。41坪の敷地は建物が無いとさすがに広々感じます。18日には地盤調査を行いました。スウェーデン式サウンディング調査といいまして、棒の上に荷重を乗せ、棒を回転させて地耐力を計測します。 

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この棒を回す作業は2人がかりで手回しするものなのですが、今回は機械が登場。ワタクシは初お目見えです。何回回るか、チェックしながら手回しして、なかなか手間が掛かる試験なのですが、さすが、機械。データもあっという間にデジタル化されておりました。世の中、便利になったものです。

名前に「台」がつく町名ですので、さすが基本は地盤改良を行わずに済む土地のようなのですが、旧家の浄化槽がずいぶん立派なものだったようで、範囲も広く深く。撤去後、その埋戻し部分がフワフワで、地盤改良しなければならないようです。


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住宅防火戸は雨戸(orシャッター)で [セカンドライフを楽しむ家]

土曜日に現場打ち合わせをしまして、今、建っている建物の解体工事に入ることとなりました。いよいよ動き出すこととなります。木々は全部伐採することとなりました。これには色々と理由があるのですが、設計屋としましては、終の棲家となるこのお住まい、階段を上り下りして毎日過ごさなければならない住まいではなく、1階ですべて事足りる生活をお勧めすべく、建蔽率ぎりぎりまで使って1階の床面積を広げたところ、木のためのスペースがなくなってしまったというのが正直なところです。

ただ今は、ガツガツと図面を書いているところ。で、困ったことが一つ。以前、樹脂とアルミの複合サッシが住宅防火戸の基準に合わないまま販売されていたことを受け、通則認定だったものを新たに個別認定を取得することとなったとか。かなり略して言いますと、網入りガラスにすればOKだったものがダメになり、一つ一つの製品について大臣認定を取得しなければならない方針になった、という訳です。樹脂とアルミの複合サッシだけでなく、アルミサッシについても同様です。その結果、おおよその住宅防火戸と呼ばれたサッシが只今販売終了になっています。ワタクシがよく使うYKKapでも、上げ下げ窓や滑り出し窓などの飾り窓は販売終了。シャッターか雨戸を全ての窓に付けてくださいとのこと。さらに、個別認定取得後の販売開始時期は未定とか。ムムムム。。。準防火地域の延焼の恐れのある範囲については必ず防火戸が求められるわけでして、困ったものです。10月の中旬に43条のただし書き申請を練馬区に提出しようと考えていまして、、、、どうしたものか。。。現時点での術とすれば、すべての窓に雨戸かシャッターを付けるしか無いようでして。。。

「認定が取れた商品を現場に入ってから変更すれば良いや。」なんて楽観論は、変更を許さない43条申請には通用しない訳でして。。。困ったものです。。。あちらこちらの準防火地域が広がる都会の現場で、混乱が起きているのではないでしょうか。エライこってす!!!


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木陰 [セカンドライフを楽しむ家]

セカンドライフを楽しむ家は、古い建物が建っている土地を買い、建物を解体して新築する計画です。「43条ただし書きの土地」と不動産や建築関係の人々が呼ぶその土地は、簡単に言いますと建築基準法で言うところの道路に接していない土地です。

建築基準法上の道路にも色々種類があります。4mの幅員が無い場合でも基準法を定めたころに既に道路としてあった場合は道路として認められていることもあります。昔の道路は2間道路といって畳2枚の幅の3,640mmで造ることが多かったようですが、現在は幅員4m以上を確保することが求められています。この道路に関することが定められているのが建築基準法42条で、例外的扱いを定めているのがその次の43条です。

本来なら、建築基準法で定められている道路に接していない土地は建物を建築することが出来ません。しかしながら、例えば、練馬区のように昭和40年代から急激に新興された住宅地では、道路と認められない道路に接した土地が44%程を占めるといわれているように、建て替えが出来ない敷地を救済する策が求められています。

建築基準法で道路と認められない道路を、道路沿いの全ての宅地の人が一緒になって申請を行い、例外的扱いとなった道路が43条ただし書きの「協定通路」です。建て替えを行う際に、道路幅員4mを確保するために道路境界線を後退するなどの規定を守ることが求められ、建築する建物が条件を逸脱していないかどうか審査する建築審査会に許可をいただかないと、建物を建て替えるが出来ません。

この建築審査会に提出する書類をそろえる作業も大変なのですが、協定通路となっていない場合はさらに大変で、基準法上の道路でない道路に面する敷地の全持ち主の押印の上、申請をしなければなりません。公が求める道路基準のために敷地を道路に差し出さなければならない場合は押印を拒否するお宅もあったりで、難航するのが常です。

セカンドライフを楽しむ家でお施主さんが仮契約をされている土地は、幸いなことに協定通路に接していまして、建築審査会に許可申請を行う必要があるので大変ではあるのですが、まだまだ楽な方と言えましょう。建築審査会で許可を得て、建て替えが出来るというお墨付きをもらってから、正式の土地売買となります。

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↑ 古い建物が今は立っています。近頃はちょくちょく現場に行って周辺状況など見ます。この道路際のブロック塀は壊す方向ですが、高木はどうしたものかと。年を重ねていくにつれて高木のお世話は大変になるものなので、伐採した方が良いようにも思いますし。。。 

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↑ でも、この頃の暑い日中に庭に入り込むと、この高木がつくる木陰が涼しいのなんの。落葉樹なので冬は日を入れてくれるでしょうし、遮熱ガラスや樹脂サッシより優秀なのではないかなぁと思ったり。濡れ縁があったり、大きな庭石や、立水栓があったり。実はこの住まいは、ウィキペディアに載る著名な方のお住まいだったのですが、真夏の暑い日に庭を愛でる姿が思い浮かんだり。奥行き3mほどの庭ですが、なかなか居心地が良く、宇宙を見たといいますか、本当に豊かに見えたりして。どうしたものかと。

ワタクシも中古の住まいに引越しをして、常緑樹だったこともあり庭木を全て伐採した経験もありますので、住まい手が変わると庭も変わるのは良く理解できます。何せ、住まい手が愛せる庭でないと維持管理なんて出来ません。他人が植えた木を愛せるかどうか、そこが重要です。

中央の大きな梅の木は残されてはいかがかと、提案してみようと思います。でも梅もお世話大変なんですよね。ワタクシのように毎年、梅をお砂糖に漬けて梅シロップをつくる趣味があるなら良いかもしれませんが。もっと素直で枝が暴れない、木陰を作ってくれる、お世話が楽な落葉樹もあるわけで。

お施主さんが愛せるかどうか、それが一番大事なこと。ご判断をいただきましょう。


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設計契約 [セカンドライフを楽しむ家]

先日、セカンドライフを楽しむ家は設計契約をさせていただきました。重要事項説明も行いまして、袋とじの設計契約書には400円の収入印紙も貼りました。

色々と考えなければならないことがありまして、一つ一つ整理整頓するこの頃です。具体的なプランを描く前に情報の整理をしています。何より「安く!」も大きなテーマでして、どうしたものかと、考察する日々です。法規上の難問もありますし、設計屋の腕の見せ所満載の住まいになりそうです。

お施主さんより手付金に大切なお金をいただいた訳でして、身の引き締まる思いです。さぁ頑張りましょう!!! 


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初顔合わせ [セカンドライフを楽しむ家]

先日の日曜日、お世話になっている方に導かれ、新たに住まいづくりを検討されている方との初顔合わせでした。今お住まいの場所を離れ、新たに土地を購入されての住まいづくりを行うとのこと。長いお付き合いをさせていただければ幸いです。

住まいづくりという仕事では、様々なお施主さんの人生観や趣味に触れ、新しい世界に出会うことが出来ます。まさに役得と言えましょう。「新居に絵を飾たい!」となれば、その絵の由来を勉強するわけですし、「趣味の部屋が欲しい!」となれば、ご趣味が滞りなく遂行できる空間となるよう研究する必要があります。ワタクシはこの役得が楽しみでして、今回も色々な新しい世界を知ることになりそうで、ワクワクしております。早速、今回の住まいづくりに関わる評論家さんが書かれた、廃刊になっている書籍を取り寄せました。

昨日は、役所に参りまして、敷地条件について尋ねました。さわりを呟きますと、今回の土地は建築基準法第43条の但し書きにある協定通路に接し、申請には大変なことが色々あるようです。追々つぶやいて参りたいと思います。

お施主さんにとって、幸せな住まいづくりとなることを祈りつつ。


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